ABOはりセミナー参加の先生からのQ&A | apt-dental.com

ABOはりセミナー参加の先生からのQ&A

ABOはりセミナー参加の先生からのQ&A

ABOはりセミナーに参加してくださった先生方からいただいたご質問と、その回答をまとめています。
今後新たなご質問をいただいた際には、このページに追記していきます。

Q1)顔面の前方にいきなり鍼管なしで刺すのは、初心者にはハードではないでしょうか。
知らない先生同士での相互実習で痛みを与えてしまうことが心配です。
なにか良い方法はありますか。

A1)顔の前面は、確かに痛みを感じやすい部位です。
そのため、最初からいきなり鍼管なしで刺すのは、初心者の先生には負担が大きいと感じられるかもしれません。
同じ長さの5分鍼であれば、セイリンSAKURAの2番鍼には鍼管付きの製品があります。
まずは鍼管付きの2番鍼を使って感覚に慣れていただくのも、とても良い方法だと思います。
慣れてきたら、少しずつ鍼管なしの刺入にもチャレンジしてみてください。

Q2)電子のお灸もABOスティックも持っています。
これらの活用方法について、教えていただける機会があれば大変ありがたいです。

A2)お灸は、はり治療と同じくらい大変有効な手段です。
今後の講義の中で、せんねん灸のような温灸の使い方についても解説したいと考えています。
ABOスティックは、私が開発したツボ刺激用の道具です。
ツボの位置を確認するときや、優しい刺激でツボを狙いたいときにも有効です。
ABOスティックの具体的な使い方についても、別の講義の中でしっかり解説する予定です。

Q3)今回は頭部だけでも、三回に分けてデモをしていただけたので、とても分かりやすかったです。
できれば、先生の真後ろから手技を拝見したかったです。

A3)デモの際に、見学される先生方の立ち位置によっては、手元が見えにくかったというご意見をいただきました。
そのご意見を受けて、術者の目線で撮影できる「目線カメラ」を新たに用意しました。
今後は目線カメラでの撮影にもチャレンジしてみたいと考えています。
良い動画が撮れるかどうかはやってみないと分かりませんが、うまくいけば、私の実際の視線に近い映像を共有できますので、先生方のお役に立てるのではないかと思っています。

Q4)被験者に鍼をしていて、本当にその位置で良いのか自信が持てず、不安になりました。
ツボからずれていても自分では判断できず、特に顔なので、患者さんはお金を払って痛みに耐えてくださっているのに、効果が現れなかったら申し訳ないと感じます。

A4)そのお気持ちはとてもよく分かりますが、ツボの取り方や深さの感覚には、どうしてもある程度の経験と練習が必要です。
ただし、ツボから少しずれているからといって、効果がまったくゼロになるわけではありません。
ツボと関係なく、皮膚にはりを刺して抜くだけでも、その部位の血流が良くなり、体は「修復しよう」と反応します。
その結果、皮膚の状態が整ったり、顔色が良くなったりすることが多くあります。
ですから、ツボから多少離れていても、まったく無意味ということはありません。
自信を持って、丁寧なはり治療を続けていただければと思います。

Q5)鍼が押し返されるような感覚があると、焦ってしまいました。
そのようなときは、あらためて場所を探し直した方がよいのでしょうか。
それとも、そのまま刺入しても大丈夫でしょうか。

A5)鍼が押し返されるように感じるところは、「滞り」が多く、実ははりをしたいポイントであることがよくあります。
一方で、慣れないうちに硬いところへ無理にさらに深く刺入していくのは、技術的にも難しく、患者様に強い痛みを与えてしまうことがあります。
もし患者様が「痛い」とおっしゃる場合は、一度その鍼を抜いて、少し場所をずらして打ち直してください。
痛みがあまりない場合は、その押し返されるポイントに浅めに刺して、置鍼をしておくのも良い方法です。

Q6)セイリンのKAEDEについてですが、2番や3番ではなく、より細い1番の鍼を使えば痛みが少なくなるのでしょうか。
その分、効果は小さくなると考えた方がよいでしょうか。

A6)ベテランの先生であれば、太い鍼でも痛みなく刺入できる技術がありますので、そのレベルになると1番鍼は2番や3番よりも、むしろ痛みを少なく打てる場合もあります。
しかし、まだ鍼に慣れていない段階で、鍼管なしで細い鍼を「無痛」に近い形で打つのは、実はとても難しい技術です。
結果として、細い1番鍼であっても、痛みを与えてしまい、さらに刺激量も十分でない、という残念な結果になる可能性が高くなります。
このような理由から、鍼管なしで打つ練習をする場合、私は「効果が高く、かつ痛みも少ない鍼」として、KAEDEの2番と3番をおすすめしています。
まずは2番・3番でしっかり感覚をつかんでいただくのが良いと思います。

Q7)自分の顔で練習するときは、やはり1週間くらい間隔をあけた方がよいのでしょうか。
毎日打たないと、すぐに感覚を忘れてしまいそうで心配です。

A7)ご自身の顔で練習される場合は、毎日打っていただいても構いません。
ただし、毎回まったく同じポイントに刺すのではなく、同じツボの周辺で、少し横や上、下にずらして刺してみるのがおすすめです。
その方が皮膚や組織への負担も分散できますし、感覚の違いも学ぶことができます。
継続して練習を続けると、3週間も経てば、顔のむくみや歪みが取れて、別人のように整った顔立ちになってしまう可能性があります。
その点だけは、良い意味で注意しておいていただければと思います。