補綴治療に力を入れておられる先生へ
バイト採得の前に、咀嚼筋の緊張を少しでも和らげておく。
そんな発想はいかがでしょうか。
補綴治療を行っていると、
「咬筋がかなり硬い」
「左右で筋肉の緊張が違う」
「食いしばりが強く、顎まわり全体が緊張している」
そのような患者様に出会うことがあると思います。
私は現在、多くの患者様に歯科はり治療を行っています。
治療前には、咬筋・側頭筋・顎二腹筋・胸鎖乳突筋など、顔面・頭部・頸部周囲の筋肉を触診します。
特にブラキシズムや食いしばりの強い患者様では、筋緊張が強く、左右差を感じることも少なくありません。
歯科はり治療の前後で筋肉を診る
私は通常、約10分かけてはりを行い、その後約20分置鍼します。
抜鍼後、治療前に触診した筋肉をもう一度確認します。
症例によっては、
咀嚼筋やその周囲の筋緊張の状態に、治療前との違いを感じることがあります。
このような経験を重ねる中で、私は一つの疑問を持つようになりました。
もし、この状態でバイトを採得したら?
咬筋や側頭筋が強く緊張している状態で採得するバイトと、
咀嚼筋の緊張にアプローチした後に採得するバイト。
何か違いが生まれる可能性はないでしょうか。
特に中心位(セントリック)のバイトを採得する際、
「バイトを採る前に、まず筋肉の状態を診てみる」
という視点があってもよいのではないかと考えています。
お伝えするのは「歯科はり治療の技術」です
補綴治療に鍼灸を取り入れるのであれば、
まず、歯科はり治療についてのしっかりとした知識と技術を身につけておくことが大切です。
鍼は、ただ筋肉の硬いところに打てばよいというものではありません。
どの鍼を選ぶのか。
どのツボを選ぶのか。
どの方向に、どのくらいの深さまで刺入するのか。
どの程度の刺激を与えるのか。
こうした基本を理解せずに行っても、歯科はり治療の良さを十分に臨床へ生かすことは難しいと考えています。
だからこそ、補綴治療への応用を考える前に、
まず「歯科はり治療そのもの」を基礎から学んでいただきたい。
それが、このセミナーで大切にしていることの一つです。
本セミナーでは、歯科医師であり鍼灸師でもある講師が、歯科医師の先生方に向けて、
- 鍼の種類と選び方
- 鍼の太さ・長さの使い分け
- ツボの位置と見つけ方
- 顔面・頭部・頸部にはりを行う際の基本
- 刺入する方向と深さ
- 患者様への刺激をできるだけ少なくする刺入方法
- 咬筋・側頭筋など咀嚼筋へのアプローチ
- 症状や筋緊張に応じたツボの選び方
- 手足のツボを組み合わせる考え方
- 置鍼時間や刺激量の考え方
- 顔面や頭部にはりを行う際の注意点
などを、実習を交えながら分かりやすくお伝えします。
単に「この場所にはりを打つ」と覚えるのではなく、
なぜそこにはりをするのか。
どの方向に、どのくらい打つのか。
患者様に負担の少ないはりを、どのように行うのか。
そこまで理解していただいた上で、初めてご自身の補綴臨床への応用を考えていただきたいと思っています。
歯科医師が日常臨床の中で使いやすい、歯科診療に応用するためのはりの基本知識と手技を身につけていただくことが、このセミナーの大きな目的です。
「歯」だけでなく、「歯を動かしている筋肉」にも目を向ける
補綴治療では、
歯、咬合、顎関節、顎位など、さまざまな要素を考えながら治療を行われていると思います。
そこにもう一つ、
「咀嚼筋の状態」
という視点を加えてみる。
咬筋や側頭筋は強く緊張していないか。
左右差はないか。
顎や頸部周囲まで緊張していないか。
その状態を確認し、必要に応じて筋緊張にアプローチしてから、次の歯科治療へ進む。
歯科医師自身が、そのための選択肢を持つ。
歯科はり治療には、そのような使い方もあるのではないかと私は考えています。
補綴治療そのものを教えるセミナーではありません
私は現在、クラウン・ブリッジ等を含む補綴治療を行っていません。
そのため、本セミナーでは、
補綴治療、咬合治療、中心位の採得法、バイト採得のテクニックなどについての講義は行いません。
私がお伝えするのは、歯科医師が顔面・頭部・頸部や手足にはりを行うための知識と技術です。
その技術をどう使うかは、先生方の臨床の中にあります
身につけていただいた歯科はり治療の技術を、
- 補綴治療の前に
- バイト採得の前に
- ブラキシズムの強い患者様に
- 食いしばりの強い患者様に
- 咬筋や側頭筋の緊張が強い患者様に
どのように応用するか。
そこから先は、日々補綴治療を行っておられる先生方だからこそ、見つけられる使い方があるのではないかと思っています。
「バイトを採る前に、まず筋肉を診る。」
そして必要であれば、
その筋肉にアプローチする方法を持っている。
歯科はり治療という技術を身につけることで、
「筋肉の状態にも目を向けてから補綴治療へ進む」
という新しい視点を、ご自身の臨床に加えてみませんか。
補綴治療に力を入れておられる先生にこそ、一度、歯科はり治療という選択肢を知っていただければと思っています。
ABO歯科クリニック 英保武志
参考動画(YouTube)
【最新情報】2026年7月から、モニターを増設し、はりを打つところや、実習ではりを打つ場所を、動画や写真で見たり・確認しながら実習が行える様になりました。セミナー参加の先生には、とても分かり易いと大好評です!
はり治療が初めての先生にも、安心してご参加いただける内容です。
ABO歯科はり治療セミナー日程 *両日同じ内容です!
2026年 9月13日(日)13:30~18:00 10月18日(日)13:30~18:00(定員8名)
歯科医師の先生へ。
このYouTube動画の「はりの打ち方」は、ABO歯科はり治療セミナーで全てお伝えします。
出し惜しみなしでお伝えしますので、安心してご参加ください。 院長: 英保武志 
【本セミナーの対象者について】
本セミナーは、歯科臨床の中で安全にはり治療を取り入れたい
歯科医師・医師の先生を対象とした実習セミナーです。
内容は、はり治療初心者の歯科医師・医師の先生にも分かりやすいように、
歯科臨床での導入を目的として構成しております。
大変申し訳ございませんが、現在は歯科医師・医師以外の方、
また鍼灸師・歯科衛生士・スタッフの方のご参加およびご同行はご遠慮いただいております。
初めてはり治療を学ばれる先生も、安心してご参加ください。
ABO歯科はり治療について
歯科はり治療が、
患者満足を高める理由
顎関節症
歯ぎしり
食いしばり
これらに対応する歯科はり治療は、
機能改善だけでなく、
患者さんの表情や印象にも変化をもたらすことがあります。
その背景には、
美容鍼灸とも共通する
咀嚼筋へのアプローチがあります。
エラの張り
フェイスライン
ほうれい線
リフトアップ
これらの変化に関わっているのは、
皮膚だけではなく、深層の咀嚼筋です。
歯科臨床で
咀嚼筋へ歯科はり治療を行うと、
口がスムーズに大きく開く
顎関節の疼痛が軽減する
といった機能的な変化に加えて、
頭痛が楽になる
顔全体がすっきりする
フェイスラインが整う
表情が明るく見える
このような変化を実感される患者さんが
少なくありません。
歯科医師が行う、
咀嚼筋への的確なはり刺激は、
機能面だけでなく、
見た目の印象にも
良い変化をもたらす可能性があります。
顎関節症状への対応と同時に、
患者満足度の高い結果につながる可能性があることが、
歯科はり治療の大きな特徴です。
ABO歯科はり治療について
私は、
歯科大学を卒業してすぐに
東洋医学の魅力に惹かれました。
28歳のときに
鍼灸師の資格を取得しました。
開業後、
歯科臨床の中で
鍼灸を活かしたいと考えていましたが、
実際には
歯科診療が忙しく、
なかなか取り入れられないまま
年月が過ぎていきました。
なぜ、
歯科に鍼灸を組み込めないのか。
その理由は、
鍼灸院で行われている方法を、
そのまま歯科で再現しようとしていたことに
ありました。
そこで私は、歯科はり治療を
再構築する必要があると考えました。
こうして生まれたのが、
ABO歯科はり治療です。
私が考える、
歯科医師が行うはり治療とは
1)歯科医療の範囲内で
安全に行えること。
2)衣服を脱がず、
チェアサイドで行えること。
3)グローブを着用した、
通常の歯科診療スタイルで
実施できること。
4)はりを打つ時間が
10分以内で完結すること。
5)鍼管を使わず、
短い鍼を用いた
シンプルな操作であること。
6)筋緊張の改善だけでなく、
全身のバランスや
美容面にも配慮できること。
歯科はり治療の技術を身につけることで、
年齢を重ねても、
歯科医師として
社会に貢献し続けられる
新しい可能性が広がります。
[受講者の声]
「今まで審美・インプラント・矯正など、
さまざまな勉強会に参加し研鑽してきましたが、
今回の講習会ほど“歯科の未来”を感じた講習会は初めてでした。
わくわくが止まりませんでした。
丁寧にご指導いただきありがとうございます。
早速本日から練習を開始いたします。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
(東京都・歯科医師)
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皆さまとお会いできることを、
心より楽しみにしております。
ABO歯科クリニック
歯科医師・鍼灸師 英保武志
(日本歯科東洋医学会指導医・TAO東洋医学研究会副会長)
*会場の雰囲気が一目で伝わる写真を数多く撮影しました、セミナーの雰囲気が伝わると思います。
このセミナーの大きな見どころの一つが、参加された先生方の「はり治療前」と「治療後」の変化を、セミナーの最後に全員で見比べながらディスカッションする時間です。
毎回たいへん盛り上がり、はり治療の効果を実感していただける貴重な場となっています。




(鍼がはじめての方にもおすすめ)
SNSで紹介しているはり治療動画は、ABO歯科クリニックでの実際の症例です。
本セミナーでは、同様の歯科はり治療の技術を学ぶことができます。
講師・スタッフ
英保武志・英保智也・ABO歯科クリニック歯科衛生士・薬剤師
参考動画(YouTube)
また、White Cross にて、基礎からツボ・はりの打ち方まで詳しく解説した
歯科はり治療の動画(6600円) もご覧いただけます。
「歯科でできるはり治療〜歯ぎしり・食いしばりの筋緊張をはりで改善〜 | WHITE CROSS」

会場
ABO歯科クリニック(大阪・梅田)
〒530-0001 大阪市北区梅田3-3-45 マルイト西梅田ビル205-1
ホテルモントレ大阪と同じ建物の2階(オフィス用エレベーターをご利用ください)
開催日と時間 (セミナーは1日です、内容は全日程、同じです、ご都合の良い日にご参加ください、お待ちしております)
2026年 9月13日(日)13:30~18:00 10月18日(日)13:30~18:00(定員8名)
受講料
各回 8名限定
セミナー内容
本セミナーは、実践的な実習を中心とした内容です。
参加者同士で鍼施術の手技を確認しながら、相互実習を行います。
当日はペアを組んで実習を進めます。
ペアは当日こちらで調整いたしますので、安心してご参加ください。
受講料
66,000円(税込)
お申し込み方法
このページ下部のフォームからお申し込みください。
お問い合わせ先
ABO歯科クリニック セミナー担当
MAIL:info@abodental.com
TEL:06-6344-4184(FAX:06-6344-4177)
【お申し込み前にご確認ください】
本セミナーは、歯科医師・医師の先生を対象としております。
鍼灸師・歯科衛生士・スタッフの方のご参加およびご同行は、
現在お受けしておりません。
何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
よくあるご質問
Q.鍼灸師の資格を持っていない歯科医師が、はり治療を行うことは違法ではありませんか?
A.歯科医業の範囲内で、歯科治療の一手段として行うことが前提となります。
歯科医師であれば、どのような病気や症状に対しても自由にはり治療ができる、という意味ではありません。
歯科疾患や口腔・顎顔面領域に関連する症状に対して、治療の必要性を適切に判断し、歯科医業の範囲内で行うことが重要です。
対象となる症状、治療部位、安全管理など、歯科医師がはり治療を行う際に知っておくべき法律上の考え方と注意点についても、セミナー当日に分かりやすく解説します。
正しい知識と安全な手技を身につけ、歯科医療の新たな選択肢として、はり治療を診療に役立ててください。


